ハワイのグリーンフィー・宿泊税2026|ホテル代はいくら増える?4泊の計算例
2026年1月1日に州TATが10.25%から11%へ上がった「グリーンフィー」の実態を、オアフ郡TAT、GET、リゾートフィーと分けて解説。ワイキキ4泊の具体的な計算例と予約画面の確認手順を示す。
情報確認日:2026年7月28日 公式発表を優先

HAWAII HOTEL BUDGET 2026
「1泊250ドルの部屋を4泊したから1,000ドル」と思っていたら、最終画面は1,400ドル台。ハワイのホテル予約では、部屋代の横に税金とリゾートフィーが並びます。名前が似ていても中身は別物。明細を色分けするように見れば、旅費のモヤモヤはかなり小さくなります。
確認日:2026年7月28日。税率・制度はハワイ州税務局とホノルル市郡の公式資料で確認しています。個別ホテルの請求方法、必須料金、駐車料金は予約時に再確認してください。
先に結論:2026年の「グリーンフィー」は別会計の入場料ではない

2026年1月1日から、ハワイ州の宿泊税にあたるTAT(Transient Accommodations Tax)が10.25%から11.00%へ0.75ポイント上がりました。この引き上げが一般に「グリーンフィー」「気候影響料」と呼ばれています。空港やホテルで一律の定額を別途払う仕組みではなく、短期宿泊の課税対象額に対する州TATの税率が上がった、という理解が正確です。
ワイキキを含むオアフ島では、これにオアフ郡TAT 3%と、事業者が表示上転嫁する場合のGET・郡サーチャージ最大4.712%が加わります。単純に合計すると、課税対象額に対し最大でおおむね18.712%が目安です。さらにホテル独自の必須リゾートフィー、駐車場、追加人数料金などがあります。
2026年ワイキキ宿泊費の早見表
| 項目 | 2026年の目安 | 何にかかる? | 旅行者の確認先 |
|---|---|---|---|
| 州TAT | 11.00% | 短期宿泊の総賃料。必須リゾートフィーも対象 | 予約明細のState TAT等 |
| オアフ郡TAT | 3.00% | オアフ島の短期宿泊 | Oahu TAT、County TAT等 |
| GET+郡サーチャージ | 表示転嫁は最大4.712% | 事業者の総収入。表示方法は事業者により異なる | GET、GE Tax等 |
| リゾートフィー | ホテルごとの定額・1室1泊が多い | Wi‑Fi、タオル、アクティビティ等をまとめた必須料金 | Mandatory fee、Destination fee等 |
| 駐車料金 | ホテルごと。税別の場合あり | セルフまたはバレー駐車 | Parkingの条件 |
| デポジット | 仮押さえ。ホテルごと | 客室付けや破損に備えるカード枠 | Incidental hold |
ここで大切なのは、税金とホテル独自料金を一緒に「宿泊税」と呼ばないことです。グリーンフィーは州TATの0.75ポイント引き上げ部分。リゾートフィーはホテルが設定する必須料金。デポジットは原則として利用がなければ解除される仮押さえです。財布から出ていくタイミングが同じでも、性格は違います。
1泊250ドル・4泊なら総額はいくら?
計算条件:ワイキキのホテル、部屋代250ドル/泊、必須リゾートフィー50ドル/泊、4泊、州TAT11%、オアフ郡TAT3%、GET等の表示転嫁を4.712%として試算します。駐車、食事、追加人数料金、為替手数料、デポジットは含めません。これは予約判断用の概算であり、ホテルの正式見積もりではありません。
| 計算 | 金額 | 考え方 |
|---|---|---|
| 部屋代 | $1,000.00 | $250 × 4泊 |
| 必須リゾートフィー | $200.00 | $50 × 4泊 |
| 課税対象の仮合計 | $1,200.00 | 部屋代+必須料金 |
| 州TAT | $132.00 | $1,200 × 11% |
| オアフ郡TAT | $36.00 | $1,200 × 3% |
| GET等の表示転嫁 | 約$56.54 | $1,200 × 4.712% |
| 概算総額 | 約$1,424.54 | 税・必須料金込み |
部屋代表示の1,000ドルと比べると、必須料金と税の合計は約424.54ドルです。一方、リゾートフィーがない宿で同じ部屋代なら、税の単純計算は約187.12ドル、概算総額は約1,187.12ドル。つまり「1泊料金が10ドル安い」より、必須料金があるか、総額表示でいくらかのほうが逆転要因になりやすいのです。実際の請求では端数処理、課税区分、予約サイトの徴収時点によって数セントから差が出ることがあります。
2025年予約でも2026年宿泊は11%になる?
州税務局のTax Announcement 2025-03は、単純な「予約日」だけではなく、宿泊事業者の会計方法と収入認識の時点で税率を判断すると説明しています。現金主義なら、実際または構成的に受領した日が2026年1月1日以後なら11%。発生主義なら、収入を受け取る権利が確定する「all events test」の時点が基準です。
旅行者側で会計処理を判定する必要はありません。予約画面やホテルから届く確認書のTaxes and feesを開き、前払い額と現地払い額を見ます。2025年中に予約したから旧税率のはず、と決めつけないこと。税率変更を理由に現地払い額が更新される可能性もあるため、出発1か月前と1週間前に予約明細を保存しておくと安心です。
リゾートフィーにも宿泊税がかかる
州税務局の2025年改訂TA‑1申告書説明は、gross rental proceedsにmandatory resort feesが含まれると明記しています。「部屋代ではないからTATの対象外」とは限りません。強制的に支払うリゾートフィーは課税対象に含まれるため、50ドルの必須料金は請求書上で50ドルぴったりに終わらないことがあります。
ただし、食事、電話、ランドリーなど任意サービスの別料金は扱いが異なる場合があります。旅行者がやることは税法を暗記することではなく、必須か任意か、1室単位か1人単位か、1泊ごとか滞在ごとか、税込みか税別かを確認することです。家族4人なら追加人数料金や朝食特典の条件も総額を大きく動かします。
予約サイトで総額を比べる5ステップ
- 同じ日付・同じ人数・同じキャンセル条件にそろえる。税抜きの最安プランと返金可能プランを混ぜない。
- 検索一覧の1泊単価ではなく、最終確認直前のTotalまで進む。決済はまだ押さない。
- Taxes、Resort fee、Destination fee、Property fee、Pay at propertyを展開する。
- ドル建て総額をメモし、現地払いを足す。円表示だけで比べると、予約サイト独自の換算レートに惑わされる。
- 「総額 ÷ 泊数」で実質1泊単価を出す。朝食、駐車、洗濯、キッチンの価値は最後に加点する。
明るい海の写真に心を奪われても、最後は小さな文字が旅費を決めます。スクリーンショットを2枚、料金内訳とキャンセル期限で保存しておけば、同行者への説明も簡単です。
よくある失敗と対策
失敗1:税だけ見てリゾートフィーを忘れる
対策:Taxes and feesの中で、政府税とホテル必須料金を別の行にして合計します。現地払い表示があれば、その金額も旅費表へ入れます。
失敗2:1室料金を1人料金だと思う
対策:リゾートフィーは1室1泊が多い一方、追加人数料金は1人1泊の場合があります。単位を必ず確認します。
失敗3:デポジットを二重請求と誤解する
対策:チェックイン時のカード仮押さえ額と解除時期を聞き、利用明細では「確定」と「保留」を分けて見ます。限度額にも余裕を持たせます。
失敗4:円換算だけで比較する
対策:まずドル総額を比較し、最後にカードの海外事務手数料を含む想定レートで円換算します。為替は変動するので、ぴったりの円額を保証値にしません。
失敗5:キャンセル後も旧画面だけを見る
対策:変更・取り直し後は新しい予約番号と内訳を保存し、古い予約のキャンセル完了メールも保管します。
家族旅行と一人旅で見る場所は違う
一人旅では、リゾートフィーが1室単位なら負担感が大きくなります。共用アメニティをほとんど使わないなら、必須料金のないホテルやコンドミニアム型を総額で比較する価値があります。逆に家族旅行では、ビーチ用品、給水、アクティビティ、Wi‑Fiなどを全員が使えるなら、料金そのものが無駄とは限りません。
レンタカー利用者は駐車料金を必ず別枠で。ワイキキの駐車は宿泊費と同じくらい総額差を生むことがあります。公共交通中心なら駐車不要の立地を選び、その分を部屋の広さや朝食へ回せます。安いホテルを探すというより、自分が使わない費用を減らすのが正解です。
出発前チェックリスト
- 部屋代、州TAT、郡TAT、GET、必須料金の表示を確認した
- 現地払い額と前払い額を分けてメモした
- リゾートフィーの単位と含まれるサービスを確認した
- 追加人数・ベビーベッド・駐車・朝食の料金を確認した
- デポジットの仮押さえ額にカード枠が耐えられる
- キャンセル期限をハワイ時間と日本時間の両方で確認した
- 料金内訳のスクリーンショットを保存した
よくある質問
Q. グリーンフィーを空港で払いますか?
通常のホテル宿泊者が空港の窓口で定額を払う制度ではありません。2026年の州TATが11%へ上がった部分が宿泊明細に反映されます。
Q. 税込み表示なら追加はゼロですか?
「tax included」でも、リゾートフィーや駐車が現地払いで除外されている場合があります。総額の注記まで確認してください。
Q. 民泊もTATの対象ですか?
州税務局は180日未満の短期宿泊をTATの対象として説明しており、ホテルだけに限りません。合法な登録・許可、清掃費や管理費の扱いも予約先で確認します。
Q. 旅行会社のパッケージでも税率を計算しますか?
航空券と宿が一括なら、旅行者がホテル税を個別計算しにくいことがあります。最終支払額と現地徴収の有無を旅行会社へ確認するのが確実です。
予約前にもう一度確認したい実践ポイント
予約の比較では、同じ部屋名でも眺望、ベッド数、返金条件、朝食、必須料金の含み方が違います。最終画面を2つ並べ、ドル建て総額、現地払い、キャンセル期限を同じ順番でメモしてください。税率だけを正確に計算しても、比較条件が違えば安い予約は選べません。家族旅行では追加人数料金、一人旅では1室単位の必須料金の負担が大きく見えるため、実質1人1泊額も計算します。
クレジットカードの明細では、予約サイトの前払い、ホテルの現地払い、チェックイン時のデポジットが別のタイミングで現れます。二重請求と感じたら、すぐ異議申立てをする前に、予約確認書の金額、カード明細の確定・保留、ホテルのフォリオを照合します。誤りがある場合は予約番号とスクリーンショットを添えてホテルへ確認するのが回復策です。
グリーンフィーという親しみやすい呼び名だけが独り歩きすると、定額の環境入場料だと誤解しやすくなります。記事では必ず州TATの税率引き上げと説明し、0.75ポイント分と合計11%を分けて示します。旅行者が払う最終額は郡TAT、GET、必須料金まで含めて初めて見えるため、見出しの安い価格よりTotalを基準にします。
旅行予算には税・必須料金とは別に、食費、交通、チップ、海外カード手数料、駐車を入れます。宿だけの概算が予算内でも、駐車を毎日使うと総額が大きく変わります。ホテルを選ぶ前に移動方法を決め、公共交通中心なら駐車不要、レンタカー中心なら郊外宿も含めて比較すると、税率を変えられなくても総支出を減らせます。
予約の比較では、同じ部屋名でも眺望、ベッド数、返金条件、朝食、必須料金の含み方が違います。最終画面を2つ並べ、ドル建て総額、現地払い、キャンセル期限を同じ順番でメモしてください。税率だけを正確に計算しても、比較条件が違えば安い予約は選べません。家族旅行では追加人数料金、一人旅では1室単位の必須料金の負担が大きく見えるため、実質1人1泊額も計算します。
実際の地図で場所を確認
Hawaiʻi Department of Taxation
830 Punchbowl Street, Honolulu, HI 96813
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確認した公式情報
情報確認日:2026年7月28日。料金・営業時間・制度・運行内容は変更されることがあります。出発前にリンク先で再確認してください。
- Hawaiʻi Department of Taxation: Tax Announcement No. 2025-03(確認:2026年7月28日)
- Hawaiʻi Department of Taxation: Form TA-1 Instructions Rev. 2025(確認:2026年7月28日)
- City and County of Honolulu: Oʻahu TAT Announcement(確認:2026年7月28日)
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